おやつとごはんの店ai

おいしいのがいちばん、からだに優しければもっとうれしい

地元で大人気のデリ&カフェのおいしさの秘密とは


週替わりランチ スープ付き 1,243円



朝5時まで!超ハードだった名古屋時代


須坂市内で評判のデリ&カフェを営む川村浩司さん・由紀子さん夫妻。もともとお二人は名古屋の食事を出すライブハウスで一緒に働いていたのだそう。しかし、朝5時まで営業の昼夜逆転生活がたたったのか、次第に由紀子さんが体調を崩してしまう。そして、のんびりしたところがいいな、ということで長野に移り住んだところ、自然食品店やオーガニックカフェなどとのつながりが自然とできていった。


由紀子さんが卵・乳製品不使用の手作りお菓子を作って色々なお店に卸す仕事をしていたところ、卸先の一つだった須坂市内のお店でたまたま不動産の情報を持った人と出会い、物件を紹介してもらうことに。色々なタイミングの合致があって、今のお店ができたのが2012年8月のことだった。

デリコーナーにはカラフルなお惣菜やおやつが並ぶ



あたりまえの事をあたりまえに、きちんとやる


たとえば、じゃがいもは水から茹でて沸騰しないくらいの温度で30〜40分。野菜もきちんと包丁で刻む。効率よりも、いちばんおいしくなるやり方を大事にしている。


また、aiでは、食物アレルギーやヴィーガンなどにも可能な限り対応している。先日は「ペスカタリアン(※)」用のお弁当の注文が来て、何だろう?と思ったそう。※肉NG、魚介類・牛乳・卵・はちみつはOK


その他にも難解なオーダーがたびたび来るが、その度に「どうにかしてあげられないか」と知恵を絞るのが楽しいのだとか。「新しい言葉も覚えられますしね(笑)」お弁当やオードブルの注文を受ける時は、必ず「どんな方が、どんな場面で食べるのか」を聞く。そうして、食べる人の事を想像しながらメニューを考案し、作るのが信条だ。「手間ばっかりかかっちゃって」と笑う二人はいつも楽しそう。おいしさはもちろん、お二人の人柄にファンが多いのもうなずける。

aiという店名は覚えやすいからつけました ※私の名前ではありません(笑)とのこと



今いちおしの食材「テンペ」


みなさんは「テンペ」という食材をご存知だろうか?これは蒸した大豆を「テンペ菌」で発酵させた、インドネシアの伝統食品。作り方は納豆にも似ているが、基本的には淡白な味わいで粘りや強い匂いはない。日本には40年ほど前に入ってきて、もちろんお二人も知ってはいたそうなのだが、正直あまり美味しいとは思っていなかったそう。


しかしある時、そんな認識を変えるテンペに出会う。小川村の「麦ダンス農園」で有機栽培された西山大豆を、安曇野の「もたいテンペ」が加工したものだ。元々麦ダンス農園の大沢さんとは知り合いで、試食したら豆の旨味とクセの無さに驚いたとか。テンペはお肉の代用のように使っても、軽く焼いてチョコにくぐらせるなどおやつにしてもおいしいのだそう。


おいしいのがいちばん、と考えるaiのごはんとおやつは、惜しみない愛情と手間ひまでできているようだ。

◎ごはんの上に大豆ミートと野菜をたっぷりのせたヘルシー丼 テイクアウトブッダボウル 1,026円 ◎週替わりでおかずが変わるお弁当 デリ惣菜4品弁当 864円

※価格は2019年12月10日の情報です。表示価格は全て税込です。



おやつとごはんの店ai

住所   長野県須坂市須坂1402-8 / TEL 026-274-5908

OPEN   11時半〜19時半

     (ランチは14時L.O.その後はテイクアウトのみ)

定休日 月・火曜(不定休あり)

HP    https://www.ai-cafe.net

店内でのご飲食は小学生以上の方のみとなっております。

お惣菜・お弁当などのテイクアウトは営業時間中常時承ります。