超人気焼肉店の二代目は今後の須坂発展のキーマン
須坂市地域おこし協力隊 宮島麻悠子の「須坂おもしろ人物記」
インタビュー第一号は、須坂の人気店「焼肉居酒屋 みのり」のご主人「小林義則さん」です。
ー生い立ちを簡単に教えてください。
小林さん:須坂市内で飲食店を営む両親の間に3兄弟の末っ子として生まれました。子どもの頃から習っていたスイミングを仕事にするべく、高校卒業後は神奈川の専門学校でインストラクターの勉強をしていました。2年生の夏に須坂市内のスイミングスクールで実習に行ったらそのまま内定をもらってしまい、24か25歳頃まで働いていました。
ースイミングインストラクターの仕事は楽しかったですか?
小林さん:楽しかったですね。ただ、子どもを相手に教えるのは楽だけど、大人に教えるのは大変と言っていた同僚もいました。大人は疲れたらもう嫌だって言いますからね。45分のレッスン時間のうち、15分泳いで残り30分はずっとしゃべってる、みたいなのもザラ(笑)話すのが得意でない人には確かに辛かったかもしれないですね。
ー大人はワガママですね(笑)小林さんは大人に教えるのは辛くなかったですか?
小林さん:そんなに苦に感じたことは無いですね。子どものころからお店にいることが多く、大人のお客さんと話すことに慣れていたからかもしれません。実情は、兄・姉にいじめられて店に逃げていたんですけどね(笑)
ーもともとお店を継ごうと考えていたんですか?
小林さん:全く考えていませんでした。兄・姉が調理師専門学校に進んでいたのでどちらかが継ぐだろうと思っていましたし。スイミングのインストラクターは早番・遅番の間はけっこう時間が空くので、この店でバイトはしていましたが。でも結局兄も姉も店を継ぐことは無く、バイトしているうちに、自分が継ぐことになっていました(笑)
ーそうなんですね!ではここからはお店のメニューについてお聞きしたいと思います。みのりの看板メニューといえば「みのり焼」ですが、特にこだわっている点は何ですか?
小林さん:鮮度ですね。小布施と中野の間にある食肉加工場から新鮮な豚ホルモンを仕入れています。普通は茹でてから焼くのですが、それだと臭味は取れやすいものの旨味も逃げてしまうので、うちでは茹でずに焼いています。新鮮だから臭味が気になりにくいんです。
焼ける音と香りも食欲をそそる!旨味たっぷり「みのり焼」
信州名物「馬刺し」と自家製醤油豆を使用した「長芋の醤油豆和え」
ー小林さんは景観づくりの会会長もされています。どんな会でしょうか?
小林さん:須坂には蔵造りなど伝統的な建物が多く残る魅力的な通りがたくさんあるので、景観を守り整備することで観光客を呼び込むことを目的に「須坂黒壁プロジェクト」を行っています。具体的には、クラシック美術館から信州医療センター東の交差点を通り、劇場通りを横切り、ふれあい館しらふじまでの小路沿いの建物の所有者に会って同意をもらい、黒板壁を取付けて通りの景観の統一を図っています。須坂の町歩きでメジャーなのはクラシック美術館から銀座通りを抜け、中町の交差点を曲がってふれあい館しらふじまで歩くコースだけれど、散歩って来た道を折返すよりぐるっと回って元に戻る方が自然でしょ(笑)だから周遊できるコースを整備したら町歩きが楽しくなりそうだなと思って。
ー小林さんが思う須坂の魅力は何でしょうか?
小林さん:魅力は、人が温かいこと。生糸産業で繁栄した後衰退を経験しているからか、親身になって人の話を聞いてくれる方が多いように思います。あと、もし一日何もしなくていい日があったら市内をぶらぶら巡って、まだ知らない場所やお店を発見したいですね。まだ埋もれている魅力がたくさんありそうでワクワクします。
ーいいですね!では須坂のおすすめスポットはありますか?
小林さん:臥竜公園は好きでよく行きます。自然が豊かで四季を感じられるのが良いですね。
ーありがとうございます。では、最後に須坂で一番おもしろいと思う人を紹介してください
小林さん:豊田種苗店の豊田誠さん。同年代ということもあり、よく一緒にイベントをやったりしています。
ーありがとうございました!というわけで次回のインタビューは豊田種苗店の豊田誠さんに決定しました。
お楽しみに!!!
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